昭和2年   熊本の植物の大先達、上妻博之氏(熊本記念植物採集会初代会長、第2回熊本県近代文化功労者)、肥後国野尻村にてハナシノブ採集。
昭和52年   高森町野尻・草部にて熊本記念植物採集会例会開催。ハナシノブやツクシマツモトなどの植物観察会が実施される。
昭和56年   高森町のハナシノブ自生地において、第1回ハナシノブコンサート開催。
平成3年   牛肉の輸入自由化。この影響により、放棄された草原が増え始める。
「熊本県希少野生動植物の保護に関する条例」によってハナシノブ、ツクシマツモトなどが指定種となり、高森町河原と波野村中江に保護区が設けられる。
平成7年   「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」により、ハナシノブが国内3例目の特定国内希少動植物指定種となり高森町尾下に保護区が設けられる。
平成10年   阿蘇の野の花を紹介した熊本朝日放送開局10周年記念番組「森高千里の阿蘇の花物語」が、全国放映される。
平成16年3月   有志が、放棄された草原の増加を憂えて、かつて野の花が豊かに生育していた草原の保全・再生事業に着手。所有者の同意を得て、藪刈りや野焼きを行い、放棄地を草原に再生する。
平成16年7月   再生事業を行った草原にヒメユリやツクシトラノオが開花。
平成16年8月   上記趣旨に賛同を得た有志3人で発起人会設立。
平成16年10月   設立趣旨書その他総会資料作成のための発起人会開催。
総会開催、法人設立を議決する。
平成16年10月24日   設立。今日に至る。